司法書士試験に合格するためには、ある一定期間、勉強漬けの生活を送ることになります。
司法書士試験は合格率が3~4%と低く、100人受験して3~4人しか合格することが出来ません。試験科目は11科目と多く、求められる内容も広く深いです。司法書士試験は法律系の国家資格の中でも最難関レベルの資格だと言えます。
ずっとやる気を継続して受験勉強が出来れば良いのですが、長い受験期間中には、出来ない自分が嫌になったり、やる気を失ったりと、気持ちの波が訪れると思います。
合格は通過点だと思う
「司法書士試験に合格しよう!」
そう思ったのは、言うまでもなく、司法書士になるためです。受験勉強をしていると、司法書士試験に合格することが最終目標のように感じることもありますが、合格はあくまで司法書士になるための切符を手に入れることにしかすぎません。
司法書士試験に合格することは司法書士になるための通過点であることを意識すれば、合格することが当たり前だと思うようになります。そう思うと、合格するには勉強することが当たり前のことに思うので、当然のように勉強をしようと思うようになりました。
困難な道なのは初めから分かっていたはず
司法書士試験の合格率は3~4%です。そのことは、勉強を始める前から分かっていました。試験に合格するまでの道のりに困難が伴うことは、始めから分かっていたはずでした。
それにも関わらず「こんなに大変だと思わなかった」と思う事が多々ありました。
合格率の低さからも、合格できるのは受験生の中でほんの一握りであり、合格するためには相当な努力が必要です。司法書士試験に限らず、高い目標を達成するまでの道のりは平坦な道ではなく、険しい道であることは想像の範囲内です。
大変な道のりが嫌になった時は「そのようなことは始めから分かっていたはず」だと思って、一種の諦め(?)にも似た気持ちを抱くことで、気持ちを楽にさせていました。
自分のために、周りの人のために頑張る
司法書士試験に合格することは、司法書士になるという自分の目標を達成させることです。その目標を達成させるために試験勉強をしていた訳ですが、その道中には応援してくれる方が沢山いました。
家族であったり、友人であったり、同じ受験生であったり。
特に家族は、自分のことのように応援してくれていました。もともとは自分の夢を叶えるために始めた受験勉強でしたが、勉強をしていく中で、その夢は家族の夢にもなりました。
そうなった時に、良い意味で「人一倍頑張らないといけない」気持ちになりました。
ネガティブな影響を与える人とは交流を絶つ
私が司法書士試験の勉強をしていた時、近しい人たちは皆応援してくれましたが、中にはネガディブな言葉を直接的にも間接的にも投げかけてくる人もいました。
「そんな合格率の低い試験に本当に受かるの?」
「今さらそんな勉強して、司法書士になってどうするの?」
などなど^^;。このような言葉を投げかけてくる人は、「自分の人生には必要のない人」だと思って基本的にはほっておくようにしています。
勉強出来ることに感謝する
『林先生が驚く初耳学』という番組で、”いつやるの?今でしょ!”の林先生が、このようなことをおっしゃっていました。
「勉強が嫌なら辞めなさい。勉強することは贅沢なことです。世の中には勉強したくても出来ない人がいます。勉強できる恵まれた環境にあるのに、やる気になれないなどと贅沢なことをいう人がいます。
自分がいかに恵まれているかも分からない人間が、勉強しても意味がありません。辞めた方がいいです。」
(うる覚えなので、林先生が発した言葉と一字一句同じではありませんが、こういった趣旨のことをおっしゃっていました。)
本当にこの通りだと思いました。勉強したくても、あらゆる事情でできない人は沢山いると思います。
勉強ができる環境であることは幸せなことなんだと思い、受験勉強に励んでいました。